発声
お腹から声を出しましょう。
声優は声を使う仕事です。無理にのどから声を出して、声帯を痛めてはいけません。
おへその下あたり、下腹の内側に力を入れて、胸から上の力を抜きます。
鼻から息を吸い、自分の周りで心地良く響いいているな、と思えるような声を出します。
この時、「アー」ではなく「マー」と発生するようにしましょう。
「アー」に比べて、「マー」は声を出す瞬間、声帯に掛かる負担が少ない音なので、発声練習には「マー」が向いています。
次に、遠くまで響くように、だんだんと声を大きくしていきます。決して無理をしてはいけません。大きな声が心地よく出るようになったら、声が震えない程度に長く伸ばしたり、短く切ったりしましょう。
1日10分くらいが目安です。毎日続けましょう。
発声の練習方法
- 鼻から吸った息を吐きながら、軽く「マー」と声を出す。これを何回か繰り返す。
- 次は大きな声を出す練習。1の声でだんだん大きくしていく。これを何回か繰り返す。
- 次は伸ばす練習。2の声で「マーーー」と長く伸ばす。これを何回か繰り返す。
- 次は切る練習。2の声で「マ、マ、マ、マ・・・」と切る。これを何回か繰り返す。
※声が震えるまで無理をせず、いずれも楽な状態でストップして、声帯を傷つけないようにする。
自宅で発声練習するには
休日も家で発声練習したい。でも、近所が気になって大声が出せない。
そんなときには次の方法をお試しください。
バスタオルを8つ折り、または16に折ります。
それを口に当てます。強く当てないようにしましょう。
これで防音対策はできます。
家でも発声練習しよう。簡単に出来る防音対策がある。